スキルシートのテンプレート(Excel・無料)と、通る書き方
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- Qasica 編集部
スキルシートは「経歴を書く紙」ではなく、案件にアサインできるかを判断するための書類です。 読むのは採用担当ではなく、案件を持っている営業です。何を見ているかが分かれば、書く順番も分量も決まります。
この記事では、SES 営業が実際に確認している項目から逆算したテンプレートを配布し、 その各欄が何のためにあるのかを説明します。
テンプレートのダウンロード
Excel 形式(.xlsx)、A4 縦 1 枚の様式です。登録もメールアドレスの入力も不要で、そのままダウンロードできます。
- 自動で計算 — 生年月日から年齢、案件の開始・終了年月から期間(○ヶ月)、最終更新日
- プルダウンで選ぶだけ — スキルの評価(A〜E)、役割(PG / SE / PL / PM / PMO など)、チーム規模、担当フェーズ
- 職務経歴は10案件分 — 足りない場合は案件の枠をコピーして下に追加できます
Google スプレッドシートで使う場合は、ダウンロードしたファイルを Google ドライブにアップロードして「Google スプレッドシートとして開く」を選んでください。
スキルシートとは
SES では、案件の要件とエンジニアの経験が合うかどうかを書面で判断します。そのときに使う書類がスキルシートです。 職務経歴書と似ていますが、目的が違います。
| スキルシート | 職務経歴書 | |
|---|---|---|
| 読む人 | SES営業・案件の担当者 | 採用担当・人事 |
| 判断すること | この案件に入れるか | 採用するか |
| 中心になる情報 | 技術・担当工程・稼働条件 | 実績・志望動機 |
| 分量 | 1〜4枚(経歴の量による) | 1〜2枚 |
テンプレートの構成と各欄の書き方
テンプレートは 1 枚に、上から次の順で並んでいます。営業が確認する順番と同じです。
1. 基本情報
氏名(ふりがな)・年齢・性別・国籍・最寄駅・最終学歴・生年月日です。年齢は生年月日から自動で入ります。 氏名はイニシャルでも構いません。最寄駅は「線」と「駅」を別の欄に書きます (「JR山手線 渋谷駅」と 1 つにまとめると、検索や通勤時間の判定で読み違えが起きます)。
2. 資格
資格名と取得年月を書きます。案件の条件に資格が入っていることがあるため、取得年月まで入れてください。
3. スキル(評価レベル)
担当できるフェーズ(要件定義〜保守・運用、PM / PL / SE / PG など)、開発言語、フレームワーク、開発環境、DB、 管理系ツールが一覧になっています。経験のある項目に A〜E を選びます。
| 評価 | 基準 |
|---|---|
| A | 実務経験 5 年以上 |
| B | 実務経験 3 年〜5 年未満 |
| C | 実務経験 1 年〜3 年未満 |
| D | 実務経験 1 年未満 |
| E | 学習経験あり(実務なし) |
一覧に無い技術は空いている行に書き足してください。技術名だけを並べるより、評価が付いているほうが 「触ったことがあるだけ」なのか「任せられる」のかが一目で分かります。
4. 本人コメント・営業コメント
本人コメントは「●」の箇条書きで、得意分野や強みを短く書きます。1 行 60 字以内、5 行までが目安です。 営業コメントは所属会社の営業が、人柄・稼働条件・希望単価など、シートの他の欄に書けない情報を補う欄です。
5. 職務経歴
1 案件ごとに、期間・業務内容・使用技術(言語 / サーバー・OS・DB / FW・ツール)・役割と規模・担当フェーズを書きます。古い順(No.1 が最も古い案件)に並べてください。開始と終了の年月を入れると期間(○ヶ月)が自動で計算されます。
- 業務内容 — 【案件名】のあとに「案件概要 / 機能」「担当業務 / 作業」「気をつけていた点・工夫した点(成果)」を ● で書きます
- 役割・規模 — 自分の役割(PG / SE / PL など)と、チームの人数・PJ 全体の人数を選びます
- 担当フェーズ — 要件定義〜保守・運用のうち、担当した工程に「●」を付けます。「開発」とまとめず、テストだけだったのかまで分けて付けてください
職務経歴の記入例
1 案件分の書き方の例です。担当フェーズと使用技術がそろっていると、案件の条件とすぐに突き合わせられます。
| 期間 | 2024年4月〜2025年3月(12ヶ月) |
| 案件名 | 小売業向け 在庫管理システムの刷新 |
| 案件概要 / 機能 | ● 店舗在庫と発注を一元管理する Web システムをオンプレミスから AWS へ移行 |
| 担当業務 / 作業 | ● 発注画面の詳細設計・実装・単体テスト ● API の性能改善(一覧取得 3 秒 → 0.5 秒) |
| 工夫した点(成果) | ● 画面ごとに分かれていた入力チェックを共通化し、不具合の再発を防止 |
| 言語 / OS・DB / FW・ツール | Java、TypeScript / Linux、PostgreSQL / Spring Boot、React、Git、Backlog |
| 役割 / 規模 | SE / チーム 6〜10 人・PJ 全体 30 人以上 |
| 担当フェーズ | 詳細設計 ● / 製造・構築 ● / テスト ● |
数字(性能の改善幅、チームの人数、期間)は、短くても入っていると評価が伝わります。 反対に「〜を担当」「〜に従事」だけの書き方は、何ができる人なのかが読み取れません。
営業が最初に見る5項目
案件に当てられるかを判断するために、まず見られるのは次の5つです。
- 実務経験年数 — 案件の要求年数を満たすか
- 使用技術 — 必須スキルと合うか
- 担当工程 — 上流から入れるか、製造・テストのみか
- 希望単価 — 案件の予算に収まるか
- 稼働可能日 — 案件の開始時期に間に合うか
このうち希望単価と稼働可能日はテンプレートに専用の欄が無いため、営業コメント欄か、紹介メールの本文に必ず書いてください。
この5つが揃っていないスキルシートは、悪いのではなく判断が保留になります。 保留は不採用より不利です。確認している間に他の候補で決まるからです。
読み飛ばされる書き方
- 職務経歴が新しい順 — 経歴の積み上がりが読めません
- 最寄り駅に路線名が混ざっている — 「JR山手線 渋谷駅」ではなく、線と駅を別の欄に
- 稼働可能日が「応相談」だけ — 月単位でいいので目安を入れてください
- スキルが羅列だけで評価が無い — 触ったことがあるだけなのか判断できません。A〜E を付けてください
- 本人コメントが10行以上 — 読まれません。60字×5行に収めてください
- 担当フェーズが空、または全部に● — どの工程から入れる人なのかが読み取れません
- 更新日が古い — いつ時点の情報か分からないシートは、古いものとして扱われます(テンプレートは開いた日が自動で入ります。保存した日付を残したい場合は日付を手で上書きしてください)
よくある質問
スキルシートと職務経歴書は違うものですか?
目的が違います。職務経歴書は転職の選考用で、志望動機や退職理由が入ります。スキルシートは案件にアサインできるかを判断するためのもので、技術・工程・稼働条件が中心です。SES では基本的にスキルシートを使います。
職務経歴は新しい順と古い順のどちらで書きますか?
古い順(No.1 が最も古い)で書いてください。経歴の積み上がり方を見るためで、新しい順だと読み手がスクロールして戻ることになります。テンプレートもその前提で作ってあります。
氏名は必須ですか?
必須ではありません。イニシャルでも問題なく案件の打診は進みます。ただし年齢・最寄り駅・実務経験年数が空だと、確認の往復が発生して結果的に紹介が遅れます。
希望単価は書いたほうがいいですか?
書いたほうが早く決まります。単価が空のスキルシートは、営業側で確認してから案件に当てることになり、その1往復のあいだに他の候補が決まることがあります。
スキルの習熟度はどう書けばいいですか?
テンプレートでは実務経験年数で A〜E の5段階にしています。A は5年以上、B は3〜5年未満、C は1〜3年未満、D は1年未満、E は学習経験のみです。年数の基準がそろっていると、案件の「○年以上」という条件とそのまま突き合わせられます。セルを選ぶとプルダウンで選べます。
希望単価や稼働可能日はどこに書きますか?
テンプレートには専用の欄を設けていません。所属会社の営業が紹介メールの本文に書くのが一般的で、シートに残したい場合は「営業コメント」欄に書いてください。単価は案件ごとに変わることがあるため、シート本体とは分けて管理したほうが更新漏れが起きません。
スキルシートの読み取りを自動化する
届いたスキルシートを1枚ずつ開いて確認するのは、案件が増えるほど時間を取られます。 Qasica は、メールや LINE で届くスキルシートを自動で読み取ってデータベース化し、 案件との突き合わせまで行う SES 営業向けのツールです。 単価の相場については 17万件の実データで見る単価相場 にまとめています。
このコラムを書いている Qasica について
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