スキルシートのテンプレート(無料)と、通る書き方
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- 執筆
- Qasica 編集部
スキルシートは「経歴を書く紙」ではなく、案件にアサインできるかを判断するための書類です。 読むのは採用担当ではなく、案件を持っている営業です。何を見ているかが分かれば、書く順番も分量も決まります。
この記事では、SES 営業が実際に確認している項目から逆算したテンプレートを配布し、 その各欄が何のためにあるのかを説明します。
テンプレートのダウンロード
Excel 形式(.xlsx)です。登録もメールアドレスの入力も不要で、そのままダウンロードできます。
Google スプレッドシートで使う場合は、ダウンロードしたファイルを Google ドライブにアップロードして「Google スプレッドシートとして開く」を選んでください。
スキルシートとは
SES では、案件の要件とエンジニアの経験が合うかどうかを書面で判断します。そのときに使う書類がスキルシートです。 職務経歴書と似ていますが、目的が違います。
| スキルシート | 職務経歴書 | |
|---|---|---|
| 読む人 | SES営業・案件の担当者 | 採用担当・人事 |
| 判断すること | この案件に入れるか | 採用するか |
| 中心になる情報 | 技術・担当工程・稼働条件 | 実績・志望動機 |
| 分量 | 2〜4枚 | 1〜2枚 |
4枚の構成と、それぞれの役割
テンプレートは4つのシートに分かれています。
1. 基本情報
最初の30秒で見られる欄です。年齢・最寄り駅・実務経験年数・希望単価・稼働可能日が揃っていれば、 その場で案件に当てられます。どれか1つ欠けると確認の往復が1回発生します。
2. 職務経歴
古い順に並べます。No.1 が最も古い案件です。案件名・業種・役割・担当工程・使用技術を、 1行1案件で書きます。「開発」とだけ書くのではなく、要件定義から入ったのか、テストだけだったのかまで分けます。 入れる工程が合うかどうかが、アサインの可否に直結するためです。
3. スキル
言語・フレームワーク・DB・OS・クラウドなどを分類して書き、それぞれに A〜E の習熟度をつけます。 年数ではなく「何ができるか」で書くのがポイントです。
4. 自己PR
1項目60字以内、5項目までにしてください。長文は読まれません。 技術以外で判断材料になること(顧客折衝の経験、チームの規模、リーダー経験など)を短く書きます。
営業が最初に見る5項目
案件に当てられるかを判断するために、まず見られるのは次の5つです。
- 実務経験年数 — 案件の要求年数を満たすか
- 使用技術 — 必須スキルと合うか
- 担当工程 — 上流から入れるか、製造・テストのみか
- 希望単価 — 案件の予算に収まるか
- 稼働可能日 — 案件の開始時期に間に合うか
この5つが揃っていないスキルシートは、悪いのではなく判断が保留になります。 保留は不採用より不利です。確認している間に他の候補で決まるからです。
読み飛ばされる書き方
- 職務経歴が新しい順 — 経歴の積み上がりが読めません
- 最寄り駅に路線名が混ざっている — 「JR山手線 渋谷駅」ではなく「渋谷駅」。路線は別欄に
- 稼働可能日が「応相談」だけ — 月単位でいいので目安を入れてください
- スキルが箇条書きの羅列 — 習熟度が無いと、触ったことがあるだけなのか判断できません
- 自己PRが10行以上 — 読まれません。60字×5項目に収めてください
- 作成日が無い — いつ時点の情報か分からないシートは、古いものとして扱われます
よくある質問
スキルシートと職務経歴書は違うものですか?
目的が違います。職務経歴書は転職の選考用で、志望動機や退職理由が入ります。スキルシートは案件にアサインできるかを判断するためのもので、技術・工程・稼働条件が中心です。SES では基本的にスキルシートを使います。
職務経歴は新しい順と古い順のどちらで書きますか?
古い順(No.1 が最も古い)で書いてください。経歴の積み上がり方を見るためで、新しい順だと読み手がスクロールして戻ることになります。テンプレートもその前提で作ってあります。
氏名は必須ですか?
必須ではありません。イニシャルでも問題なく案件の打診は進みます。ただし年齢・最寄り駅・実務経験年数が空だと、確認の往復が発生して結果的に紹介が遅れます。
希望単価は書いたほうがいいですか?
書いたほうが早く決まります。単価が空のスキルシートは、営業側で確認してから案件に当てることになり、その1往復のあいだに他の候補が決まることがあります。
スキルの習熟度はどう書けばいいですか?
経験年数ではなく、何ができるかで書きます。テンプレートでは A(指導できる)から E(知識のみ)の5段階にしています。「Java 5年」より「Java:B(一人で完結できる)」のほうが読み手には判断しやすい情報です。
スキルシートの読み取りを自動化する
届いたスキルシートを1枚ずつ開いて確認するのは、案件が増えるほど時間を取られます。 Qasica は、メールや LINE で届くスキルシートを自動で読み取ってデータベース化し、 案件との突き合わせまで行う SES 営業向けのツールです。 単価の相場については 17万件の実データで見る単価相場 にまとめています。