単価・市場動向

SES案件のリモート比率【2026年9月】16.6万件で見る勤務形態の実態

#実データ#リモート
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約5分
執筆
Qasica 編集部
目次(5節)
  1. 01結論|6割弱がリモート可
  2. 02勤務形態の内訳
  3. 03集計方法と限界
  4. 04全産業の導入率と比べる
  5. 05この数字の読み方

SES 案件でリモートがどれくらい可能なのかを、実データで集計しました。 対象は、SES 事業者間で流通している案件のうち、勤務形態の記載がある 166,465 件です。

結論|6割弱がリモート可

何らかの形でリモートが可能な案件は 58.2%(96,907 件)。 完全な常駐のみは 41.8% です。 ただし「フルリモート」に限ると 12.5% で、8 件に 1 件にとどまります。

勤務形態の内訳

勤務形態件数割合分布
常駐69,55841.8%
リモート可62,44937.5%
フルリモート20,89112.5%
ハイブリッド13,5678.2%

集計方法と限界

  • 対象:削除済みを除く案件のうち、勤務形態の記載があるもの 166,465 件
  • 集計日:2026年9月19日

この数字で分からないこと。勤務形態は案件メールの記載から読み取っているため、記載がない案件(全体の約15%)は集計外です。 また「リモート可」が週何日なのかは案件ごとに違い、ここでは区別していません。 時系列の推移も、このレポートでは出していません(過去分の記載品質が揃わないため)。 次回の更新から推移を載せる予定です。

全産業の導入率と比べる

総務省の「令和6年 通信利用動向調査」では、テレワークを導入している企業は 47.3%です (令和7年版 情報通信白書)。2020年に急増したあと、2022年以降は緩やかに減っています。

本調査で何らかのリモートが可能な案件は 58.2% なので、数字としては上回ります。 ただし数えているものが違います。総務省は「会社がテレワーク制度を 導入しているか」で、本調査は「その案件でリモートが認められているか」です。 制度があっても案件単位では常駐を求められることがあり、逆もあります。

並べて言えるのは、どちらも「リモートは選択肢として定着したが、全面的ではない」 方向を指しているということです。フルリモートに限れば本調査で 12.5% にとどまる点は、 全産業のテレワークが2022年以降減っている傾向と矛盾しません。

この数字の読み方

「リモート可」と「フルリモート」の差が大きい

リモートに言及がある案件は 6 割弱ありますが、そのうちフルリモートは 3 分の 1 程度です。 多くは「週何日か出社」を前提にしています。要員がフルリモートを希望している場合、 提案できる案件は実質 12.5% まで絞られます。

地方の要員にとっては制約になる

案件の約 8 割は関東に集中しています (地域別のSES需給)。 地方在住の要員が関東の案件に入るにはフルリモートが前提になりますが、 それは全体の 12.5% です。地方の要員が余りやすい構造的な理由がここにあります。

営業の実務上の意味

勤務形態は足切り条件として働きます。要員の希望と案件の条件が合わなければ、 スキルがどれだけ合っていても成立しません。提案前に機械的に弾けると、無駄な工数が減ります。

参考にした公的統計・法令

本文の数字のうち、公的統計と比較できるものは下記を参照しています。 リンク先はいずれも発行元の原典です。

  1. 総務省「令和7年版 情報通信白書(テレワーク・オンライン会議)」2025年
    • 企業のテレワーク導入率 47.3%(令和6年 通信利用動向調査)

    全産業の企業が母数。2022年以降は緩やかに減少

この記事について

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