SES営業の1日|案件の43.8%は9〜11時に届く
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- Qasica 編集部
SES営業の1日を「朝メールを見て、日中に提案して、夕方に調整する」と説明しても、 どこに時間を割くべきかは決まりません。案件がいつ届くかを実データで見ると、1日の形は自動的に決まります。
結論|勝負は9〜11時の3時間
- 案件メールの 43.8% が 9〜11時 に届く
- 要員メールも 43.4% が 9〜11時。案件のピークは9時、要員は10時
- 土日はほぼ届かない(土日2日の合計で、平日1日あたりの 7.2%)
1日に届く案件の4割強が最初の3時間に集中する以上、この3時間に「読む」以外のことをしていると、その日は取り返せません。
案件と要員が届く時刻
| 時刻 | 案件 | 要員 | 案件の分布 |
|---|---|---|---|
| 7時台 | 1,047 | 285 | |
| 8時台 | 6,752 | 1,731 | |
| 9時台 | 22,775 | 12,941 | |
| 10時台 | 20,387 | 19,749 | |
| 11時台 | 13,981 | 10,638 | |
| 12時台 | 8,224 | 6,340 | |
| 13時台 | 11,190 | 10,640 | |
| 14時台 | 10,419 | 10,349 | |
| 15時台 | 10,406 | 8,254 | |
| 16時台 | 7,189 | 7,623 | |
| 17時台 | 6,499 | 4,459 | |
| 18時台 | 3,381 | 3,404 | |
| 19時台 | 1,559 | 924 | |
| 20時台 | 1,228 | 462 |
集計日 2026年9月22日/直近90日に受信した案件 130,518 件、 要員 99,771 件。メールの受信時刻(日本時間)で集計しています。 表には 7〜20時台のみ掲載(この範囲外は案件・要員あわせて 1 時間あたり 1,000 件未満)。この数字で分からないこと:送信者が「いつ書いたか」 (転送を経た案件は転送時刻になります)、再送の除外 (この集計には再送も含まれており、実案件の時刻分布とは一致しません)、 テナントごとの偏り(取引先の配信時刻設定に影響されます)。
案件は9時、要員は10時
ピークが1時間ずれているのが実務上の要点です。
| 種別 | ピーク | ピーク時の件数 | 9〜11時の占有率 |
|---|---|---|---|
| 案件 | 9時台 | 22,775 | 43.8% |
| 要員 | 10時台 | 19,749 | 43.4% |
案件が先に届き、要員情報が1時間遅れて届く。9時台に届いた案件に、10時台に届く要員を当てるのが最も自然な流れです。 9時台の案件を9時台のうちに処理しきろうとすると、 その日いちばん良い候補を見ないまま提案することになります。
逆に言えば、9時台にやるべきなのは提案ではなく条件の抜き出しと足切りです。 案件メールは契約形態 57.4%、商流 75.4%、単価 77.9% しか書かれておらず、 欠けている項目の確認メールは早く出すほど返ってきます (案件メールの読み方に確認メールの型があります)。
曜日の偏り
| 曜日 | 件数 | 分布 |
|---|---|---|
| 月 | 25,373 | |
| 火 | 24,336 | |
| 水 | 27,062 | |
| 木 | 26,762 | |
| 金 | 25,132 | |
| 土 | 1,421 | |
| 日 | 432 |
平日はほぼ横ばいで、水曜が最多(27,062件)、月曜が最少の部類(25,373件)。 差は7%程度なので、曜日で仕事の組み方を変える根拠にはなりません。
はっきりしているのは土日です。土曜 1,421 件、日曜 432 件。土日2日を合計しても、平日1日あたりの 7.2% しかありません。 「月曜の朝に週末分がまとめて届く」という直感も、データ上は支持されませんでした。
1日の組み立て方
受信の分布から逆算すると、時間の配分はこうなります。
| 時間帯 | 受信量 | やること |
|---|---|---|
| 8時台 | 案件 6,752 | 前日夕方以降の積み残しを片付ける。9時に空の状態で入る |
| 9時台 | 案件 22,775(最多) | 読む・条件を抜く・欠けている項目の確認を出す。提案はまだしない |
| 10時台 | 要員 19,749(最多) | 届いた要員と9時台の案件を突き合わせる。ここが提案の本番 |
| 11時台 | 案件 13,981 | 提案の送信。相手が昼前に見る時間に着かせる |
| 13〜15時 | 案件 各1万件前後 | 午前の1/2の量。面談調整と条件確認の返信に充てる |
| 16〜18時 | 減少(7,189→3,381) | 翌日の面談準備。夕方の提案は翌朝まで読まれない |
面談準備を後回しにすると効きます。 案件の 58.5%(面談回数の記載があるもののうち)は面談1回で決着するので、 その1回の準備不足がそのまま失注になります (面談前に揃えておく情報)。
時間が溶けている場所
1. 再送の読み直し(案件の61.3%)
届いた案件の 61.3% は同一送信者からの再送です。 1日70件届くとすれば、実案件は27件程度。 残り43件を毎朝読み直していると、朝のピーク時間の少なくない部分が、重複かどうかの判別に消えます。
2. 条件確認の往復
契約形態は 57.4% しか書かれていません。 1項目ずつ聞くと往復が増え、そのあいだに他社で決まります。 欠けている項目は1通にまとめて聞くのが結局いちばん速い方法です。
3. 出せない要員の突き合わせ
商流条件つき案件の 92.8% は「貴社まで」なのに、 要員名簿の 26.3% は協力会社の社員です。条件を見ずに名簿を上から見ていくと、4分の1は必ず無駄になります(協力会社の開拓と条件の詰め方)。
よくある質問
案件メールは1日に何件くらい届きますか?
1社あたりに届く案件メールは30日で中央値1,465件、営業日に均すと1日あたり約70件でした。ただし取引先の数で大きく変わり、最も多い会社では1日あたり約1,465件届いています。なお全体の61.3%は同一送信者からの再送です。
午後は何をする時間になりますか?
受信量は13〜15時にもう一度小さな山があり、それぞれ1時間あたり1万件前後です。午前のピークの半分程度なので、午後は新規の処理よりも、面談調整と条件確認の返信に充てるのが構造に合っています。
土日に案件は届きますか?
ほとんど届きません。直近90日で土曜1,421件、日曜432件。平日1日あたり25,000件前後なのに対し、土日2日を合計しても平日1日あたりの7.2%です。月曜の朝に週末分がまとめて届く、という現象もデータ上は見られませんでした(月曜25,373件は平日で最も少ない部類です)。
9〜11時を読む時間に戻す
Qasica は届いた案件メールから条件を自動で抜き出し、再送を判定して1件にまとめます。 商流や単価で提案できない組み合わせを先に落とすので、 朝のピーク時間に「読むべき案件」だけが残ります。
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