営業・実務

SES営業の週次振り返りの型|3つの数字だけ見る

#実務#KPI
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執筆
Qasica 編集部

週次の振り返りは、指標を増やすほど機能しなくなります。3つに絞って、それぞれに打ち手を1つ紐づけるのが実用的です。

受信件数を見てはいけない

最初に潰しておく必要があるのがここです。届く案件メールの61.3%、要員メールの79.3%が再送です。

受信件数を分母にすると実態の2.5倍で数えることになります。 一斉配信が増えただけの週でも「案件が増えた」と見えてしまい、 提案率は自動的に下がります。重複を除いた数で見てくださいSES営業のKPI設計)。

見る3つの数字

数字悪化したときの意味打ち手
① 提案できた案件の割合
(ユニーク案件のうち、条件が合って提案したもの)
手元の要員と案件の条件が噛み合っていない足切りで落ちた理由を集計する。商流か、勤務形態か、単価か
② 提案から面談までの日数返答が遅い、または情報が足りず往復している提案メールに足切り項目が揃っているか確認する
③ 待機中の要員のうち、今週提案できた人の割合特定の要員が放置されている提案できない理由を要員単位で見る。条件の書き漏れが多い

①②③のどれも絶対数ではなく割合で見ます。 絶対数は流通量に引きずられるので、週ごとの比較ができません。

週次30分の型

  1. ①〜③を出す(5分) — 前週と並べる。数字だけ見る
  2. 悪化した1つを選ぶ(5分) — 全部は追わない。いちばん下がったものだけ
  3. その原因を件数で確認する(10分) — 「感覚的に商流で落ちている気がする」ではなく、何件が商流で落ちたかを数える
  4. 来週の打ち手を1つ決める(10分) — 「気をつける」ではなく、やることを1つ。例:「単価未記載の案件20件に確認を入れる」

3番が肝です。SES営業の詰まりは感覚で語られがちですが、足切りで落ちた理由は数えられます。 数えると、思っていた原因と違うことがよくあります。

追ってはいけない指標

  • 受信件数 — 61.3%が再送。一斉配信の量に左右されます
  • 提案数の絶対値 — 条件を無視して数を出せば増えます。 商流や勤務形態が合わない提案を続けると、次から案件メールを開いてもらえなくなります
  • 週次の成約率 — 母数が小さく揺れます。月次で見てください
  • 返信率 — 相手の都合に左右され、自社の改善に結びつきません

再送率は Qasica 集計(2026年9月22日時点、案件195,223件 / 要員174,776件)。 定義は「同一送信者から短期間に届いたほぼ同一の本文」です。

よくある質問

なぜ受信件数をKPIにしてはいけないのですか?

届く案件メールの61.3%、要員メールの79.3%が再送だからです。受信件数を分母にすると実態の2.5倍で数えることになり、処理量が増えただけなのに成果が出ているように見えます。重複を除いた数で見てください。

成約率は見なくてよいのですか?

月次では見る価値がありますが、週次では母数が小さすぎて揺れます。週次は「提案に至る前の詰まり」を見るほうが改善につながります。

3つに絞る理由は何ですか?

指標が多いと、悪化したときにどれを直せばよいか決まらないためです。3つなら、それぞれに対応する打ち手が1つずつ決まります。

重複を除いた数で見る

Qasica は再送に印を付けるので、重複を除いた件数で見られます。 足切りで落ちた理由も条件ごとに分かります。

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