技術スタック別のSES単価|案件が多い技術ほど単価が高いわけではない
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- 執筆
- Qasica 編集部
「どの技術を身につければ単価が上がるか」は、案件数のランキングでは答えが出ません。 案件データから技術ごとの単価中央値を集計したところ、 案件数と単価はむしろ逆向きでした。
結論|量と価格は別
| 技術 | 案件数 | 単価中央値 |
|---|---|---|
| Java | 12,005 | 70万円 |
| Go | 1,152 | 90万円 |
| Terraform | 949 | 90万円 |
| COBOL | 1,498 | 60万円 |
案件数が最も多い Java の単価中央値は 70 万円で、全体の中央値(68万円)とほぼ同じです。 一方、案件数が Java の 10 分の 1 以下の Go と Terraform は 90 万円。仕事の見つけやすさと、単価の高さは別の指標だということが数字に出ています。
技術別の単価中央値
| 技術 | 案件数 | 中央値 | 水準 |
|---|---|---|---|
| Go | 1,152 | 90万 | |
| Terraform | 949 | 90万 | |
| GCP | 1,042 | 85万 | |
| PMO | 1,071 | 82万 | |
| TypeScript | 4,551 | 80万 | |
| Docker | 1,404 | 80万 | |
| Next.js | 1,342 | 80万 | |
| Azure | 1,766 | 78万 | |
| React | 3,591 | 75万 | |
| Vue | 1,564 | 75万 | |
| AWS | 7,393 | 75万 | |
| Python | 5,770 | 75万 | |
| Kotlin | 822 | 75万 | |
| MySQL | 2,129 | 75万 | |
| Node.js | 1,385 | 75万 | |
| Java | 12,005 | 70万 | |
| JavaScript | 4,707 | 70万 | |
| PHP | 2,910 | 70万 | |
| Oracle | 3,200 | 70万 | |
| Spring Boot | 2,970 | 70万 | |
| PostgreSQL | 2,356 | 70万 | |
| Laravel | 1,180 | 70万 | |
| SQL Server | 1,358 | 70万 | |
| Git | 2,150 | 68万 | |
| SQL | 6,557 | 65万 | |
| Linux | 4,840 | 65万 | |
| C# | 3,578 | 65万 | |
| Windows | 2,600 | 65万 | |
| C++ | 1,976 | 65万 | |
| C | 1,704 | 63万 | |
| VB.NET | 1,476 | 62万 | |
| HTML | 2,322 | 60万 | |
| CSS | 2,002 | 60万 | |
| COBOL | 1,498 | 60万 |
80 万円以上の帯には Go・Terraform・GCP・TypeScript・Docker・Next.js・Azure が並びます。 クラウド基盤とモダンなフロントエンドです。
60 万円台には COBOL・CSS・HTML・VB.NET・C。 レガシー系と、単体では差別化にならない基礎スキルが混在しています。
Javaは案件最多でも単価は中位
別の記事で集計した需給比では、 Java は要員÷案件が 4.2 倍で最も需給が締まっていました。 それなのに単価は中位です。読み方はいくつかあります。
- 母数が大きいため、締まっていても代替要員の絶対数は多い — 4.2 倍でも要員は 66,967 人います
- 業務システムの標準技術で、単価水準が市場で固定化している — 発注側に相場観があり、大きく外れた金額が出にくい
- Go や Terraform は案件が少ないぶん、出せる要員も少なく価格が上がる
どれが主因かはこのデータだけでは決められません。ただ、「案件が多い技術 = 稼げる技術」ではないことは確かです。
集計方法と限界
- 対象:削除済みを除く案件のうち、単価が 20〜200 万円の範囲にあるもの
- 単価:上限単価があればそれを、なければ下限単価を採用
- 技術:案件の「必須スキル」に出現したもの。案件数 800 件以上のみ掲載
- 集計日:2026年9月21日
この数字で分からないこと。1 つの案件に複数の技術が紐づくため、単価は「その技術を含む案件の単価」であって、 その技術だけの価値ではありません。Go の 90 万円は、 Go を使う案件が総じて上流・小規模精鋭であることを反映している可能性があります。 経験年数の影響も分離していません。 提示単価であり、エンジニア本人の給与でもありません。
この数字の使い方
営業の立場から
80 万円以上の帯の技術を持つ要員は、単価を落とさずに提案できる案件の幅が広いはずです。 逆に 60 万円台の技術しか書かれていない要員は、 スキルシートに書かれていない経験がないかを確認する価値があります。
エンジニアの立場から
単価を上げたいなら、案件数の多い技術を追うより80 万円帯の技術を 1 つ加えるほうが効きます。 ただし技術より役割のほうが差が大きいという結果も出ています(役割の差は最大 30 万円)。
この記事について
Qasica は案件・要員の情報を自動でデータベース化する SES 営業向けのツールです。 自社に届いている案件でも同じ集計ができます。
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